ほんの何十年か前の日本の浴槽(=和式浴槽)は、深い木の桶が一般的で(えっ?もしかして私の実家だけですか?35歳以上のみなさま、子供の頃、木のお風呂じゃありませんでしたか?)、狭い面積で設置でき、肩までしっかりお湯につかれる、というものでした。
「肩までつかって100まで数えたら出てもいいよ」が大人の決まり文句でしたね(えっ?もしかしてこれもウチだけですか?)。和式浴槽のよいところは、先に書いたように、狭い面積で設置可能なことが一つと、深さがあるので、浴槽の中にイスを沈めておけば、例えば関節リウマチなどで足の関節を曲げることが困難な人でも、あまり足を折り曲げることなく、イスに腰かけて上半身までしっかり温まれることです。また、狭さが幸いして浴槽の壁に体が触れていられるため、浴槽内で体が浮き上がってしまうことが少なく、バランスがとりやすいのも長所です。逆に気をつけなければならない点は、高齢者は比較的、高温のお湯を好みます。
深い浴槽で、肩までしっかりお湯につかると、心臓には大きな負担となります。適切な湯温の設定と、お湯につかるのは胸くらいまで、ということを心がけます。また、深さがあるために、浴槽に出入りするときのまたぎ越しが大変なので、浴槽を埋め込むなどの工夫も必要です。

Vol.11 「お・ふ・ろー大きけりゃいいってもんでもありません②」
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2005年10月04日 14:12
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