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Vol.14トイレのお話②―「プライベート空間」

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私が初めて行った外国は、インドネシアでした。外国人が利用するホテルなどは洋式トイレになっており、それなりに水洗式になっていますが、この国の一般的なトイレは和式の形状で水洗式ではありません。でも汲み取り式ではなく、言うなれば手動水洗式。桶で水を汲んで流すとどこへ流れていくのかわかりませんが、とりあえず流れて行きます。そして、なんといってもトイレットペーパーがありません。水瓶の水と手桶、左手を使います。紙で拭くよりもその方が清潔であるという考え方です。左手は不浄の手とされ、食事などには使いません。ホームステイでしたのでトイレットペーパーを持ってトイレに入ると何に使うのだろうと不思議そうな顔をされました。まっ、郷に入りては郷に従えで、私も左手、使うようになりましたけどね。2週間の滞在でしたからさすがに紙切れです。確かに森林伐採の問題も、ゴミになることも考えればよい方法ですね。
お風呂に何週間も入らないという人はたくさんいると思いますが、排泄行為は必ず毎日必要です。プライベート空間であるので、他人に排泄動作を見せることも、見ることもまずありません。ですから、高齢者などそろそろ介護が必要になってきたかなぁと思える人でも、トイレの中でどのような姿勢をとっているのかなど把握できません。私の亡くなった祖母も、どうやら洋式トイレは通常とは逆向きに腰かけていた形跡があります。車いす使用の人や方向転換の困難な人がこのように使用する事はあるのですが、こういった動作、習慣は手すりの設置場所などにも影響するため、住環境整備を行う上で重要なポイントとなります。

2005年10月08日 19:23

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