小学校の頃からの仲良しKちゃんは、自転車に乗れませんでした。お嬢様育ちで、どこへ行くにもお母さんの車で送り迎えだったので、そのせいかなぁと思っていました。
Kちゃんは大学生になってもやっぱり自転車に乗ることはできませんでした。何度練習しても、同じ方向へ傾いていってしまうのです。あるとき彼女が「私ね、こっちの目まったく見えてないんだぁ」と言いました。そんなこと、ずーっと気が付きませんでした。あんなにたくさん一緒にいたのに。
幼なじみのTは、物心付いた頃から、右耳の聴力がありません。だから2人並んで歩く時、私はいつも左側。聞き間違いや聞こえていないことが多くて、誤解されてしまうことも多かったようです。
そのTのお母さんは寒い冬の朝、トイレにたってそのまま亡くなりました。
私の祖母は痴呆、おむつ生活、在宅介護を経て、介護保険施行直前に旅立ちました。
今ならもっといろいろなことができたのに、もっと早く知っていればなぁ、と思うことがたくさんあります。

Vol.19 「私のお仕事」
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2005年10月25日 11:43
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