フクコの学習は、高齢になるとなぜ福祉住環境整備が必要か?というところから始まります。
加齢による身体機能の低下はもちろんですが、日本家屋の特徴がここであげられます。
従来の日本家屋は木造で、段差が多い、湿気の多い夏にあわせてつくられているので冬寒い(よく出ます!)、といった問題点があります。このような家のつくりから生まれた習慣として、床に直接座る「床座(ゆかざ)」があります。
雨や湿気を避けるために床を高く上げた「高床式倉庫」に代表されるように、日本の家は床を地面から高くあげてあります。これは建築基準法にも定められていることで、これによって玄関には段差ができます。これに対して、湿気の問題が生じなかった欧米諸国では、床と地面は接しているので、玄関段差などは少ないのですが、冬の冷気が直に伝わってくるため、家の中に台をおいて寒さをしのぎました。
これがいすやベッドの始まりです。
また、家の中でも靴をぬがない習慣はこういった事情からです。
逆に日本は、よい床があるために、はきものをぬいで上がり、直に座ったり寝転んだりする床座の習慣ができたわけです。
しかし高齢になると、床から立ち上がったり、起き上がるのはかなりしんどい動作となり、不向きであるといえます。

Vol.20 「床に座るということ」
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2005年10月27日 17:48
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