こんにちは。河田です。
私の友人には結構ユニークな人間が多くて、今日はその話をしたいと思います。
小学校、中学校の同級生O君は現在、某大手監査法人で公認会計士として活躍中です。顔もでかけりゃ声もでかく、今時誰も使わないくらいのコテコテの名古屋弁を操り、アメリカのコンサルティング・ファーム時代は彼の英語よりも名古屋弁に通訳の方が悩まされたという逸話の持ち主です。
彼は実に面白い経歴の持ち主です。昔から勉強が良くできる優等生だったのですが、高校受験の際、これ以上勉強を強制されるのは嫌だとの思いから、実力よりもかなり下の高校に進学しました。そこで彼の人生の最初の歯車が狂い始めたのです。彼は柔道部に入部したものの、受身を取れないにもかかわらず、先輩から乱取りの練習相手として一本背負いをくらい、数箇所を複雑骨折、やむなく退部しました。授業後に何もする事のない生活は、彼を悪の世界に誘い、あっという間にスピン・アウト、非行まっしぐら。その後は高校中退、暴走族の一員となり、かなり荒んだ生活を送っていました。
そのような生活を数年続けていたある日、彼は友人の一人から『O君、勉強は今しか出来ないぞ。』と諭され、はたと目が覚めたのです。『勉強しよう!!』と心に誓ったわけです。ちなみに彼に諭した人物も私の友人でH君と言うのですが、偉そうなことをのたまう割には高校時代の成績は芳しくありませんでした。
さて、一念発起したO君は、まずは大検で大学入学資格を得、すぐに愛知県内の大学に進学。元々頭脳明晰で真面目な彼は特待生となり学費免除、そして公認会計士資格に一発合格!!その後は順風満帆な人生を現在も歩んでいます。とまあ最近流行のテレビドラマの主人公の様な人物なのです。
気の置けない仲間の一人として、今でも盆暮れにはお酒を飲むのですが、実に愉快な男で、一緒にいるとこちらまで元気になれるから不思議です。私たちといる時、彼はいつも話題を提供し笑っているのですが、彼には彼なりの厳しい時期があったという事を私たちは知っています。だからこそ、少々の事ではへこたれるわけにはいけないなと心に誓うのです。
社会保険労務士の試験を受ける時もそうでした。『根性』や『忍耐』はあまりスマートではないかもしれませんが、凡庸な私が世間並みに生きていくには地道に歩んでいくしかないのです。そんな生き方を実際に見せてくれる同級生が存在する事を私は心から嬉しく思うのです。
皆さんも回りを見渡せばきっと、激しい人生を送っていらっしゃる人の一人や二人いる筈です。勉強に疲れた時、得点が伸び悩んだ時、自分の記憶力に情けなくなった時、そんな人生を送っている人間とお酒を飲んではいかがでしょう。『たかが勉強じゃん!!』って考える事が出来たら、きっと目の前が開けるはずです。これから熱燗の美味しくなる季節です。是非一度お試し下さい。




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