●前回のふりかえり----
前回は、ニュートンの科学的見地からの色彩論に、反論したゲーテのお話をしました。
色の捉え方は、一様ではないところが難しくもあり、おもしろくもあります。
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さて、さまざまな色を見分けることのできる人間は、
その色を呼び表し、伝えるために、色に名前をつけました。
あなたは、色の名前をいくつ知っていますか?
今回からは、色の名前についてお話します。
色の名前は、「系統色名」と「慣用色名」の2通りに大別できます。
系統色名は、「基本色名」に修飾語をつけて系統的に色を表します。
慣用色名は、植物や地名など、固有の名前をつけて表したものが、慣用的に使われている色名です。
JISの系統色名
ここで、JIS(日本工業規格)に定められている系統色名について理解しましょう。
■ 基本色名
有彩色の基本色名は、
赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫 の10色です。
無彩色の基本色名は、、白・灰色・黒 の3種です。
■修飾語の種類
「有彩色の明度及び彩度に関する修飾語」は、13種あります。
PCCSでいうトーンと同じ概念と考えれば良いのですが、略号や分類などに若干違いがあります。
例えば、「ごくうすい」[ごく暗い]「(ごく)あざやかな」といった分類は、PCCSとは異なります。
「無彩色の明度に関する修飾語」は、灰色につけて表します。
「うすい」「明るい」「中くらいの」「暗い」 の4段階です。
「色相に関する修飾語」
「赤みの」「黄みの」「緑みの」「青みの」「紫みの」の5種あります。
さらに、
「彩度の低い有彩色及び色みを帯びた無彩色に用いる色相に関する修飾語」は、
「紫みを帯びた」「赤みを帯びた」「黄みを帯びた」「緑みを帯びた」「青みを帯びた」の5種あります。
■ 修飾語の付け方
有彩色の場合
「有彩色の明度及び彩度に関する修飾語」
+「色相に関する修飾語」
+ 基本色名
例)あざやかな黄みの緑(vv-yG)
無彩色の場合
「無彩色の明度に関する修飾語」+ 基本色名
例)明るい灰色(ltGy)
色みを帯びた無彩色の場合
「色みを帯びた無彩色に用いる色相に関する修飾語」
+「「無彩色の明度に関する修飾語」
+ 基本色名
例)青みの暗い灰色(b-dkGy)、赤みの白(r-Wt)、
紫みを帯びた赤みの明るい灰色(p・r-ltGy)
*( )内は、記号を用いた表し方
系統色名は、修飾語によって、色をより正確に伝えるのに役立ちます。




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