●前回のふりかえり----
前回から、慣用色名のうち、赤い染料に由来するものをご紹介しました。
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アカの語源は「アケ」から来ているとも言われています。光のあるところそのものをさしていたようです。
さて、赤とくれば、青ですよね?!(ちょっと強引かな?)
今回は、人類最古の植物染料、アイ(藍)に由来する色のお話です。
藍色(あいいろ)
色名どおり、アイ(藍)の葉や茎で染めた、暗い青。
アイはタデ科の1年草です。藍瓶に布や糸を浸した時間が長いほど濃く染まり、さまざまな藍色の呼び名が生まれました。
縹色(はなだいろ)
藍染めの標準とされる強い青。
日本古来の衣服令「延喜式」で、「深縹(こきはなだ)」「中縹(なかのはなだ)」「次縹(つぎのはなだ)」「浅縹(うすきはなだ)」の4段階があります。
瓶覗(かめのぞき)
藍瓶の中の染液に、ほんの少し浸しただけの色で、やわらかい緑みの青。
別名、「覗き色」瓶をちょっと覗いただけ、というおもしろい色名ですね。
浅葱色(あさぎいろ)
薄いネギの葉の色を意味する、鮮やかな緑みの青。
浅黄とも書きます。
江戸時代には、田舎侍が羽織の裏地によく用いていたことから、少し小馬鹿にした風にも使われていたようです。
納戸色(なんどいろ)
江戸時代に流行した藍染めの、強い緑みの青。
納戸を知らない人が増えましたので、念のために申し添えると、納戸は、いわゆる物置部屋のことです。
納戸の垂れ幕に使われた、たくさんの藍染めをしまっておいた、などという説もありますが、詳細は不明です。
紺色(こんいろ)
藍染めの中でも最も暗い色で、暗い紫みの青。
染色の代表で、染物屋のことを「紺屋(こうや)」といいました。
「紺屋の白袴(しらばかま)」は、他人にかまけて、自分のことはかまっていられないことを表します。
通常、濃い色は上級官位の色でしたが、濃い藍染めは制限されず、日常的に使われ、庶民に欠かせない色でありました。
日本の藍は、タデ科ですが、インド藍は、マメ科です。
インド藍で染めた色を、「インディゴ」といいます。
紀元前2000年ごろエジプトで染料に用いられ、ローマ帝国時代にヨーロッパにもたらされました。
1880年には、ドイツ人のバイエルが、インディゴの合成に成功しました。




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