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☆ はじめての色彩レッスン その11〜色の名前(6)

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●前回のふりかえり----
前回は、人に由来する色名を少しご紹介しました。
影響を与える人物は、色の名前として残ることもあるのですね。
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では、今回は、土地の名に由来する色名をいくつかご紹介しましょう。
色の名前とともに、その土地の風景や香りなどを、思いおこしてみてください。


ボルドー
ワイン通ならずとも、聞いたことはあるのでは?
フランスのボルドーは、ガロンヌ川に臨む港湾都市で、ワインの集積・出荷の中心地として有名です。
そこから船積みされるワインの色、暗い赤紫を指して、ボルドーと呼ばれるようになりました。
運河に運ばれる赤ワインたちは、世界中に運ばれて行きます、
ワインとともに、ボルドーの名前も、国際的に知られることとなりました。

マゼンタ(マジェンタ)
マゼンタは、印刷インクや写真などの三原色のひとつで、鮮やかな赤紫色です。
1859年に、イタリアはフランスと同盟し、当時イタリアを支配下においていたオーストリア軍と戦い、
勝利を納めました。その同じ年に発見された赤紫のアリニン染料に、戦場であった土地の名を
付けました。その鮮やかな発色は、勝利の喜びの色にも思え、
また、戦いに流した血をも連想させる、少し複雑な色名ですね。

バーント・シェンナ
イタリア中部トスカーナ地方の中心部シエナの地名がつけられたこの色名は、
シエナ土を焼いたような、くすんだ黄赤を指します。
バーントは、土性顔料を焼いた濃い色みに使われます。
「バーント・シェンナ」は、絵の具の色名にもなり、多くの画家に愛されてきました。
焼かないシエナ土は黄褐色をしており、こちらは「ロー・シェンナ」といいます。

弁柄色(べんがらいろ)
天然の酸化第二鉄顔料で、暗い黄みの赤を「べんがら」といいます。
インドのガンジス川下流地帯をベンガルといい、この地で採れる赤褐色顔料が日本に
伝えられてできた色名です。
「ベンガル」がなまって「べんがら」になり、紅柄、紅殻とも書きます。
江戸時代には弁柄塗りが盛んだったそうです。今でも時折、飲食店の内装などで
弁柄色を見ることがありますが、赤といっても落ち着きのある色なので、人をほっと和ませる色だな、
と思います。

根岸色(ねぎしいろ)
東京都台東区の上野公園北東部の地域を根岸といいます。
この地には砂質の上等な上塗り用の壁土が出て、壁の色には「鼠根岸」「茶根岸」「青根岸」の
種類があります。
とくに「鼠根岸」の暗い灰みの黄緑を「根岸色」と名付けました。

2005年10月28日 11:34

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