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☆ はじめての色彩レッスン その12〜色の名前(7)

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●前回のふりかえり----
前回は、地名に由来する色名を外国も含めてご紹介しました。
その土地にある歴史、風土などを知ると、単に色名を暗記するだけでは得られない教養に
なっていきますね。
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さて、温暖化の折、紅葉前線も例年より遅れ気味とか。
このままだと、本来の季節と景色がどんどんずれていってしまいそうで、気になります。
東京は、11月下旬からが紅葉の見ごろとか。久しぶりに、外苑の並木道を歩いてみようかな、
なんて思っています。
そこで、今回は、葉っぱにちなんだ緑の色名をとりあげてみます。

グラス・グリーン
英語の色名の中で最古のもののひとつと言われるくらい、古くから馴染みのある色名です。
直訳すると草の緑ですが、草の色は生息地や日照、季節で変わるため、
特定するのは本来難しい色ですね。日本語では「草色」がこれにあたり、くすんだ黄緑をさします。


裏葉色(うらはいろ)
その名のとおり、葉っぱの裏側の、少し白っぽい緑色をさします。
この色名を知った時、私は妙に感動しました。だって、葉の裏側の色まで、ちゃんと観察し、
そして、大切に思うから名がつけられているのでしょ?こんな色名は英名にはみられません。
日本人の繊細さを物語る色名です!


苗色(なえいろ)・若苗色(わかなえいろ)
苗のようなやわらかい黄緑のことをさします。この色より黄みがかった薄い色が「若苗色」です。
日本がかつて農耕民族だったことを思い出させてくれる色名ですね。
一面に苗を植えた緑色の田んぼを見て、豊穣を願う気持ちが芽生え、
収穫の感謝もあるものなのかもしれません。
都会生活では、つい、そんなことも忘れてしまいがちですが。


苔色(こけいろ)
英名「モスグリーン」。
通常、苔色というと、くすんだ黄緑ですが、若い苔の色は、光がさすととても鮮やかで美しいものです。
京都の西芳寺は苔寺とも呼ばれ、緑の絨毯をしきつめたような庭園が有名です。
苔が120種もあるなんて、ご存知でしたか?


常磐緑(ときわみどり)
常磐は、松の緑の美称です。お正月の門松で知られるように、松はおめでたい樹木ですね。
常緑樹の松は、変わらない、永遠不滅を意味します。
平安時代の襲(かさね)の色目の中に、「松重ね」がありますが、表は青、裏が紫で、四季を問わず、
通年着用が許されていました。


アイビー・グリーン
常緑樹にちなんだ色名をもうひとつ。
観葉植物でポピュラーなアイビーは、葉の形や蔓が伸びるところが愛らしいですね。
イギリス原産の木蔦の一種です。イギリスは、厳しい冬を過ごすので、冬にも緑を楽しませてくれる
アイビーは、きっと貴重で親しまれてきたことでしょう。
ロウのような質感をもつので、クリスマスの食卓に、キャンドルと一緒にアレンジするとぴったりですよ。

2005年11月02日 11:41

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