●前回のふりかえり----
前回は、強膜(白目)、角膜(黒目)、虹彩、瞳孔など、
外から見える部位の名称と働きについてお話しました。
生理学ですから、少し難しいと感じたかもしれませんね。
でも、色彩を扱う上で、眼の生理機能を理解しておくことは、大切なことでもあります。
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今回も、眼のしくみについて、眼球球内部にさらに入っていきます。
カメラの場合は、レンズを前後に移動してピントを合わせますが、眼が前後に動いたら・・・コワいですよね!
レンズ移動の代わりに、水晶体が厚みを変えてピント合わせをします。
水晶体は、たまごのような楕円形をしており、周りには毛様体があり、毛様体筋で支えられています。
この毛様体筋の緊張によって、水晶体が厚みを変えることができます。
よく、近くのものを見続けると眼が疲れるのは、毛様体筋がずっと緊張していることによる疲労なのです。
水晶体が白濁することを「白内障」といい、いわばレンズが曇ってよく見えない状態です。
眼球内は、硝子体(しようしたい)という、ゼリー状の物質が詰まっており、
内部から補強する役目も果たしています。
眼球の一番外側は、強膜ですが、そのすぐ内側は脈絡膜で、血管が通っており、
栄養を全体に行き渡らせる働きをしています。
さらに一番内側の膜は、網膜で、最も重要な働きをします。
網膜の一番奥の中心に凹みがありますが、これを中心窩といい、最も解像度の高い部分です。
網膜には2種類の視細胞があり、明るさに感度の高い杆体と、色に感度の高い錐体があります。
杆体は、いわばモノクロフィルムで、中心窩の周辺に約1億2000万個存在します。
一方、錐体は、明るい所で働き、カラーフィルムの働きをし、
中心窩に約600万個あるといわれています。
杆体と錐体では20倍も数が違いますね。私たちが、いかに明るさに敏感かが分かります。
錐体には、長波長、中波長、短波長に感度の高い3種類があります。
つまり、赤(R)・緑(G)・青(B)に感度が高いということで、
この3色は、加法混色の三原色でしたね。
これは、私たちの眼は、赤・緑・青の、たった3色によって、あらゆる色を知覚しているということです。
なんとも合理的にできているのですね。
カラーテレビも、同じ原理で、RGB3つの光の強弱で自然な色再現ができているわけです。




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