● 前回のふりかえり----
私の大好きな、ガラスのクリスマスツリーのお話をしました。
色といっても素材によって表現は異なります。生のもみの木を利用したツリーが置ければ、
いうことはないのですが。
あなたの好きなツリーはどんなでしょう?
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さて、このシーズンはクリスマスギフト広告が盛んに見られますね。
今回は、広告から取り上げてみましょう。
ある朝、ぱらぱらと新聞をめくっていて、はたと手をとめた広告がありました。
それは、新聞一面にピンクみがかった奇麗な赤のグラデーションで、
〈LOVE IN RED〉と題したカルティエのクリスマス限定商品の広告でした。
人目を引く色を「誘目性」といい、
赤、黄などの暖色系高彩度の色は誘目性が高いと言われています。
人にインパクトを与えるので、広告にはよく使われます。
カルティエの場合は、商品の箱をred box、つまり赤にしており、もともとブランドイメージそのものが
赤でした。
クリスマスに贈る特別なギフトとして、この赤の効果はますます発揮されていると思いました。
赤のシンボルは、一般的に火、太陽、情熱です。
生理的には暖かさを感じ、脈拍が速くなるとも言われています。心理効果としては、
やる気、行動を促す色でもあります。
カルティエの広告の赤は、赤の濃淡グラデーションになっているので、激しい赤というよりよりも、
愛情豊かな暖かさを思わせます。
そして、リングに刻印された「LOVE」の文字。
贈られる人のみならず、贈る人も心が温まる愛のこもったワンシーンが思い浮かぶようですね。
これが「blue」だったら、どうでしょう?少し抑えたクールな表現になるかもしれませんね。
色の違いで、どれだけ表現されるものが異なってくることか。
商品そのもののイメージは、広告次第で決まります。
人は感じる動物です。私は、色から感じ、それをお伝えしたいと常に思っています。
カラーコーディネーターを志すあなた、また、そうでないあなたでも、
色の意味することを、背景を、意図を推測してみてはいかがでしょうか?
もちろん、私とは全く違った感性で読み取ってくださって構わないのですから。




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