● 前回のふりかえり----
照明に対する意識は北欧が高い事、日本でもライティング環境が充実しつつあることをお話しました。
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液晶ディスプレイの色
カメラ付き携帯電話の普及はめざましく、電車に乗ると液晶ディスプレイとにらめっこしている人が多いですね。思いついた時にネットショッピングしたり、写真をとれるのも魅力です。
手軽さが魅力の液晶でしたが、今ではその表示の美しさが求められています。
液晶ディスプレイの色表示は、光の色の三原色、赤緑青(RGB)の色フィルターによって再現されます。
が、3色だけだと、色の再現性には限界がありました。とくに、深い青や緑は再現しにくいといいます。
そこで、中間色のシアン系のカラーフィルターを加えて色の再現域を広める技術革新がなされています。
三洋エプソンイメージングデバイス株式会社の広告によると、パソコンの色域よりはるかに広いNTSC(全米テレビジョン方式委員会)規格100%を超える広色域化技術を開発したということです。
広告には、xy色度図による色再現領域の違いが示されています。
http://www.sanyo-epson.com/technology/index.html
xy色度図は、色彩検定2級の出題範囲にもなっており、光の色の表色系であるCIE - XYZ表色系を色度図で表したものです。
(文系の人が色彩検定受験に際し、最も理解に苦労する分野かもしれません。)
縦軸のyは、緑み〜青み成分を表し、横軸のxは青み〜赤み成分を表します。
釣り鐘状の図が描かれていますが、必ずしも実在する色ではなく、理論上の色の領域を示しています。中央にいくほど明るい色で、中心が白くぬけています。
この色度図の中に、NTSC方式の色域が三角形の枠で示されているところ、新規に開発された色域は、より青緑領域を含んだ台形をしていますから、図をみると、シアン系のフィルターによって、色域が広がったことがよく分かります。
「フォトファイン・クロマリッチ」と名付けられた新技術。クロマは色度を表します。
より豊かな色彩表現への期待が高まります。
この技術により、南国の空や海、孔雀の羽の彩り、ガラスの透き通った質感などが自然そのままに液晶ディスプレイに浮かび上がるようになったということです。
また、プリンタで写真を出力したときの色づれもなくなります。
いつでもどこでも感動した色を手のひらに届ける
-------ユビキタス時代の色のニーズを反映した技術革新ですね。




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