去る2月17日、新国立劇場で開幕中のオペラ「愛怨」を観ました。
このオペラは、瀬戸内寂聴さんがオペラ台本を初めて書き下ろし、
作曲の三木稔氏は闘病しながらの、さながら命がけの作品ということでも話題になりました。
タイトルの「愛怨」とは、琵琶の秘曲の題名です。
大和(日本)の宮廷雅楽師の青年は、皇后から、唐に行き「愛怨」を持ち帰るよう命令されます。
それが、愛と悲劇を生むのですが・・・
遣唐使として唐に渡った青年と、双子の生き別れの姉妹とをからめ、
永遠の「愛」と、運命の苦悩「怨」を描いています。
時代が違うといえばそれまでですが、「え?!(そんなに簡単に)死んじゃうの?」と、
びっくりするところもありました。
赤ちゃんがいるのに、(夫が死んだと聞かされて)湖に身を投げちゃうのはいかがなものか・・・と、
正直とまどいました。
クライマックスは、琵琶の音色にのせて、この世で愛する人と出会えた喜びと、そして、
死んでもあの世では幸せな思い出で満たされる、と歌い上げられます。
8世紀の中国が舞台なので、女性の化粧は京劇にもみられるような、
色っぽい桃色化粧が特徴的でした。
ピンクを目元に使うと、ちょうど、ほろ酔い加減のような色っぽさが出るのですよね。
主人公の恋人の女性の衣装にも、ピンクのぼかしをあしらって、可愛らしさと若さをよく表しています。
また、庶民はベージュや茶色、灰色の衣装だけれど、皇帝や皇后は、金の衣装、と一見して
身分が分かりやすい。
やはり、舞台は装置や衣装などでも観客に分かりやすく伝えることが大切です。
役柄に応じた化粧や衣装は必須ですね。
ここのところ、すっかり「おひとり様」が多くなってしまいました。
気楽なのはいいけれど、オペラなら、やはり素敵な男性にエスコートされたかったかな。




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